高市氏、次回総裁選への出馬「未定」 参院予算委で答弁

参院予算委員会で立憲民主党の岸真紀子氏(右)の質問に答える高市早苗経済安保相=22日午後、国会・参院第一委員会室(酒巻俊介撮影)
参院予算委員会で立憲民主党の岸真紀子氏(右)の質問に答える高市早苗経済安保相=22日午後、国会・参院第一委員会室(酒巻俊介撮影)

高市早苗経済安全保障担当相は22日の参院予算委員会で、次回の自民党総裁選に出馬するかを問われ「未定だ」と述べた。「首相になる器があるかどうかは党員の皆さま、また同僚議員の皆さまが判断されると思う」とも語った。立憲民主党の田島麻衣子氏の質問に答えた。

予算委で田島氏は、放送法にある「政治的公平」の解釈に関する総務省の行政文書に関連し、「国民の62%が、高市氏の説明に納得していないとの調査もある。今でも(初の)女性首相になる器があると考えるか」と問うた。

また、田島氏は、高市氏が昨年8月の経済安保担当相就任直後にツイッターで「辛い気持ちで一杯」と書き込み、後に「弱っちいことを言ってしまって申し訳なかった」と謝罪した点に触れ、「『弱っちいこと』を言うような方が、本当に首相になる資格があるのか」などと尋ねた。

これに対し、高市氏は「『弱っちい』と言われたら仕方がないが、次回の総裁選(出馬)については未定だ」と述べるに留めた。

会員限定記事会員サービス詳細