北朝鮮、巡航ミサイル発射 韓国軍発表

北朝鮮の国旗=平壌(AP)
北朝鮮の国旗=平壌(AP)

【ソウル=時吉達也】韓国軍合同参謀本部は22日、北朝鮮が同日午前10時15分ごろ、東部咸興(ハムフン)周辺から日本海に向け、巡航ミサイル数発を発射したと明らかにした。ミサイルの飛距離や種類の分析を急いでいる。

北朝鮮は19日にも北西部東倉里(トンチャンリ)から短距離弾道ミサイルを発射したばかり。米韓が大規模合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を13日に開始後、4回目のミサイル発射となった。

北朝鮮の巡航ミサイル発射は、演習開始前日の12日以来。北朝鮮は潜水艦からの発射訓練として、戦略巡航ミサイル2発を発射したと発表していた。

米韓は同演習を23日に終える一方、20日に北朝鮮の海岸への上陸演習「双竜訓練」を開始。今月末には米軍の原子力空母「ニミッツ」も朝鮮半島周辺に展開する見通しで、北朝鮮が追加の軍事措置を行う可能性がある。

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