改正道交法で4月から自転車に乗る際にヘルメット着用が全年齢で努力義務となることに先立ち、警視庁は22日から交番勤務の警察官らが自転車乗車時に着用を始め、成城署で同日、出動式が行われた。
出動式では、交番勤務の警察官ら約20人が参加。白のヘルメットを着用し、それぞれの交番に出発した。地域の見回りや取り締まりに向かう際にヘルメットを着用する。
令和元年~3年に都内で発生した自転車の死亡事故のうち約7割で頭部損傷が致命傷となった。また、成城署管内で昨年発生した交通人身事故557件の約半分は自転車が当事者だという。
出発式で、熊谷達也署長は「警察職員が模範となる自転車の乗車姿勢を示すことで、事故防止を図っていきたい」と訓示した。