WBC

米メディア「物語のような結末」「夢に見た対戦が実現」 大谷と同僚対決のトラウト「ラウンド1は彼の勝ち」

9回のマウンドに向かう大谷=マイアミ(共同)
9回のマウンドに向かう大谷=マイアミ(共同)

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、3大会ぶりの優勝を果たした日本代表「侍ジャパン」。米国代表との決勝戦で、大リーグ・エンゼルスでのチームメートでもある大谷翔平選手とトラウトとの直接対決が実現したことをめぐり、米メディアからも注目を集めている。

米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は、「大谷、トラウトから最後のアウト 日本がWBCを制す」との見出しで日本の優勝を速報。記事では「緊張と不安が満ちた試合は、物語のような結末を迎えた」として、九回にリリーフした大谷がトラウトを三振に打ち取った場面を振り返った。

米大リーグ機構(MLB)の公式サイトも「無敗の日本が3度目の制覇を達成」との見出しで記事を掲載。「すべてのファン、すべての選手、野球を観戦したことのあるすべての人が夢に見た対戦が実現した」として、大谷とトラウトとの直接対決を大々的に取り上げた。記事では、大谷との対戦について「私が望んでいたような結果にはならなかった。ラウンド1は、彼の勝ちだった」として、将来的な〝再戦〟を希望するトラウトの談話も紹介した。

米放送局の「FOX SPORTS」の大リーグ専門ツイッターの公式アカウントは「大谷とチーム・ジャパン(日本代表)にとって最高の瞬間」とツイートし、優勝した直後の大谷の映像を添付した。

米スポーツメディアの「Sporting News」(電子版)は「大谷の印象的な努力によって、彼はWBCでのMVPを受賞し、大会の歴史の中でも類を見ないトーナメントを締めくくった」と指摘し、投打にわたる大谷の活躍を称賛した。(浅野英介)

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