ソロモンの頭巾気象学の最終講義 間違いだらけの地球温暖化論争 長辻象平 2023/3/22 09:00長辻 象平有料プラン記事オピニオンコラム反応最終講義を行う田中博教授。温暖化で自然変動を過小評価し、CO2の影響を過大評価する風潮に警鐘を鳴らした地球温暖化の科学に取り組む研究者は「温暖化脅威論派」「温暖化懐疑論派」―と称される2つの陣営に分かれている。脅威論派は二酸化炭素(CO2)の排出をゼロにしないと気温が急上昇すると主張するのに対し、懐疑論派は気温上昇へのCO2の関与は大きくないと反論する。だが、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の影響は大きく、脅威論派が主流で懐疑論派は少数だ。