高市早苗経済安全保障担当相は22日の記者会見で、放送法の行政文書を巡り、立憲民主党議員に「質問しないでほしい」と答弁したことを20日の参院予算委員会で撤回した理由について、「国会の審議に迷惑をかけるということは本意ではなかった」と釈明した。
高市氏は15日の予算委で、立民の杉尾秀哉氏に「私の答弁が信用できないならもう質問しないでほしい」と発言。20日の予算委で高市氏は、この部分の答弁を撤回した。同日は、末松信介参院予算委員長が高市氏に「質疑者の質問に真摯(しんし)に答えてほしい」などと異例の注意をした。
高市氏は22日の会見で、「『敬愛の精神』が必要だという末松委員長からの注意を重く受け止めた」とも語った。一方、自身に関する文書の内容については「極めて不正確な文書であるから、『捏造(ねつぞう)』だと今も思っている」と強調した。