ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で日本が米国を破って優勝したことを21日、米メディアも相次いで速報した。大谷翔平が米大リーグ、エンゼルスの同僚であるトラウトから空振り三振を奪って優勝を決めた劇的な結末を、USAトゥデー紙など各メディアの電子版がこぞって「ハリウッド映画のようだった」と伝えた。
ニューヨーク・タイムズ紙は、メジャーでは実現しない2人の対戦を「長い間、多くの人が夢見ていた」と表現。全勝で3度目の頂点に立った日本を「この大会におけるトップの座をさらに固めた」と称賛した。CBSスポーツは日本の勝因を「投手陣の奮闘によるところが大きい」とした。
スポーツ専門局ESPNは、今大会の盛り上がりを「間違いなく世界中で野球への関心を高めるだろう」と評価した一方で、改善点として大リーグの球団が投手の参加により寛容になる必要性を指摘した。(共同)