暴走タクシーの74歳運転手、再逮捕「全面的に私が悪い」 大阪4人死傷事故

タクシーが植え込みに突っ込む様子をとらえた映像の連続写真=20日午後1時ごろ、大阪市生野区(目撃者提供)
タクシーが植え込みに突っ込む様子をとらえた映像の連続写真=20日午後1時ごろ、大阪市生野区(目撃者提供)

大阪市生野区でタクシーが暴走して1人が死亡、3人が負傷した事故で、大阪府警生野署は21日、男女3人をはねて死傷させたとして自動車運転処罰法違反(過失致死傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、タクシー運転手、斉藤敏夫容疑者(74)=大阪府門真市=を再逮捕した。容疑をおおむね認め、「全面的に私が悪い」と供述しているという。

再逮捕容疑は20日午後1時10分ごろ、大阪市生野区田島の交差点でタクシーを運転中、歩いていた同区舎利寺の原井恵子さん(67)と同府柏原市の女性(73)、自転車の男性(65)をはねて死傷させたにもかかわらず、逃げたとしている。3人は横断歩道を渡っていたとみられ、原井さんは死亡、女性は意識不明の重体となり、男性は軽傷を負った。

斉藤容疑者は3人をはねた後、約800メートル南の大阪市東住吉区の路上でミニバイクの男性(81)に接触したが逃走し、歩道の植え込みに乗り上げて停車した。同署は20日、ミニバイクの男性に対する自動車運転処罰法違反(過失致傷)などの疑いで、斉藤容疑者を現行犯逮捕。交差点で赤信号を無視した可能性があり、詳しい状況を調べている。

会員限定記事会員サービス詳細