WBC

「今夜は野球界が勝利した」 試合後のメキシコ監督の談話がSNSで話題

5回途中、降板するメキシコ先発のサンドバル(手前)に声援を送るファン=マイアミ(共同)
5回途中、降板するメキシコ先発のサンドバル(手前)に声援を送るファン=マイアミ(共同)

「今夜は野球界が勝利した」-。野球の「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で20日(日本時間21日)に行われた準決勝で、日本代表に敗れたメキシコ代表。試合後に語ったギル監督の談話が、会員制交流サイト(SNS)で話題を呼んでいる。

メキシコ代表は四回に3点を先制するなど中盤までは試合を優位に進めていたが、日本の劇的なサヨナラ勝利によって初の決勝進出を逃した。この試合では日本代表の勝負強さが際立った一方で、息詰まる熱戦を演じたメキシコ代表の粘り強さも光った。

米放送局の「FOX SPORTS」の大リーグ専門ツイッターの公式アカウントは、「100点」の絵文字を添える形でギル監督の試合後の談話をツイートした。その言葉には、大舞台で力を出し尽くした充実感と、野球に対する熱い思いが凝縮されていた。

「日本が(決勝に)進出したが、今夜は野球界が勝利した」

このツイートが投稿されると、「いいね」は1万6000件を超えた。リプライ(返信)には「日本とメキシコの両チームに最大の賛辞を送りたい」「今日の試合で改めて野球の素晴らしさを実感した」といった称賛の声が寄せられた。

メキシコ代表は試合にこそ敗れはしたが、WBCで大きな足跡を残した。(浅野英介)




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