対話AIにハッカー注目 悪用議論、闇サイトで急増

チャットGPTに関するやりとりが活発化している、闇サイトのハッカーフォーラム
チャットGPTに関するやりとりが活発化している、闇サイトのハッカーフォーラム

ハッカーやサイバー犯罪者が「チャットGPT」など人工知能(AI)を用いた対話型ソフトに注目し、匿名性の高い闇サイトで悪用の手口を議論していることが21日、セキュリティー企業の「Nord(ノード)VPN」の調べで分かった。闇サイトの関連投稿は今年1月から2月にかけて7倍超に急増し、内容も過激化しているという。

ノードVPNは「対話型ソフトは利用者のプロフィルを把握して保存している。ハッカーによる対話型ソフト乗っ取りを心配するのであれば、利用者は個人情報を伝えるべきではない」と注意を呼びかけている。

ノードVPNが「ハッカーフォーラム」と呼ばれる、ハッカーの情報交換の場となっている闇サイトを調べたところ、対話型ソフト関連の投稿は今年1月に120件だったが、2月は870件になった。

会員限定記事会員サービス詳細