EU、ウクライナに砲弾100万発 今後1年で 外相理事会

ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトで携帯用対空ミサイルを運ぶウクライナ兵=15日(AP)
ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトで携帯用対空ミサイルを運ぶウクライナ兵=15日(AP)

【パリ=三井美奈】欧州連合(EU)は20日の外相理事会で、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、今後1年間で100万発の砲弾を供与する方針を決めた。計20億ユーロ(約2800億円)を充てる。

EU声明によると、EUによる共同購入を進め、155ミリ弾のほか、ウクライナの要請があればミサイルの提供も行う方針。

EU加盟国はこれまで、ウクライナにそれぞれ武器支援を行ってきた。共同購入は、コストを押さえ、迅速な供給が可能になるとして、バルト3国のエストニアが提案していた。20日、独仏やフィンランド、エストニアのほか、EU非加盟のノルウェーを含めた18カ国が砲弾調達で協力関係を結んだ。ウクライナは砲弾不足が深刻だとして、西側に大量供与を求めていた。

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