4月の衆院山口2区補欠選挙を巡り、旧民主党政権で法相を務めた弁護士の平岡秀夫氏(69)が20日、無所属で立候補する意向を表明した。政党の推薦や支援は求めない方針。山口県岩国市内で記者会見し「岸田文雄政権を疑問視する国民の声を反映する選挙にしたい」と述べた。
補選には、岸信夫前防衛相の長男で元秘書の新人、信千世氏(31)が自民党から立候補を予定。共産党は党中央委員会組織局員の石村智子氏(47)を擁立する方針を決めている。
平岡氏は岩国市出身で、平成12年に山口2区で初当選。23年に法相に就いたが、24年衆院選で落選した。補選では上関原発(同県上関町)の建設計画撤回や、安全保障政策の見直しを訴える。