大阪府内の公立高校で20日、一般選抜入試の合格発表が行われ、全日制と定時制、通信制の計3万3564人が喜びをかみしめた。
倍率1・19倍だった府立夕陽丘高校(大阪市天王寺区)では280人が合格。発表の掲示は、新型コロナウイルス感染防止対策として密を防ぐため、受験番号順に7枚の板に分け、中庭とグラウンドで行った。
自分の番号を見つけた受験生は歓声を上げ、家族や友人と合格の喜びを分かち合った。柏原市の中林苺衣(めい)さん(15)は「両親の母校なので、ずっと行きたかった学校。努力がやっと実った」と話し、母、乃英(のえ)さん(41)も「ずっとコロナの影響を受けた中学生活。高校はのびのび楽しんで」と見つめていた。
府教育庁は同日、2次募集を行う公立高を府HPなどで公表した。出願、面接は23日午前9時~正午で、合格発表は27日。