交際相手の娘にわいせつ、50歳男に実刑 大津地裁

大津地裁=大津市
大津地裁=大津市

交際していた女と共謀し、女の娘の少女にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつや監護者わいせつなどの罪で懲役8年を求刑された南野健太郎被告(50)に、大津地裁の大嶋真理子裁判官は20日、「卑劣な犯行」と懲役6年の判決を言い渡した。女は監護者わいせつ罪などで懲役3年6月の実刑とされ控訴中。

判決などによると女と共謀し令和2年6月、大阪市平野区の被告の自宅で11歳だった少女にわいせつな行為をし、その様子の動画を携帯電話で撮影。4年3月も同様の行為をして撮影した。

大嶋裁判官は、被告が女、少女と計3人でわいせつな行為をすることを女に求め、応じなければ「(交際)関係を解消する」と迫ったと指摘。「有害な薬物」を入れた飲料を少女に飲ませた上で、嫌がる少女にわいせつな行為をし続けたと批判した。検察側は「覚醒剤を飲ませた」と主張したが、判決は「有害な薬物」との指摘にとどめた。

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