WBC

準決勝先発は佐々木朗 栗山監督「我慢の試合になる」 大谷「自分のスイングで打てる」

キャッチボールする佐々木朗希=米フロリダ州マイアミのローンデポ・パーク(撮影・水島啓輔)


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キャッチボールする佐々木朗希=米フロリダ州マイアミのローンデポ・パーク(撮影・水島啓輔) iPhoneから送信 【1162MTB_4599.jpg】

【マイアミ=神田さやか】決戦の地に降り立った。日本は19日、WBC準決勝、決勝の会場となる米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで全体練習を行い、選手は、グラウンドの人工芝やマウンドの感触を思い思いに確かめた。メキシコとの準決勝を翌日に控え、栗山監督は「(メキシコは)勢いもあるし打線も素晴しい。こちらから崩れないのが大条件。我慢の試合になる」と力を込めた。

マイアミは、中南米移民が多い土地柄。大声援を味方につけてプレーした東京ドームとは違い「完全アウェー」の中での試合となる。雰囲気に飲み込まれる可能性もあり、「簡単ではないかもしれないが、それを力に変えてくれる選手たちだと思っている」と信頼する。先発には、佐々木朗を指名し、「日本が誇る投手の1人。彼の持っているものを出してもらって、世界中の野球ファンに楽しんでもらいたい」と大一番を託した。

先発の指名を受けた佐々木朗はこの日、「少しでも本番に近い感触を確かめられたら」とブルペンに入り。捕手を座らせて9球を投げ込み、最終調整を行った。「チームが一生懸命、戦ってきて、米国まで来られた。その勢いを背負いながらいい形で投げられれば」と抱負を語った。

メキシコの先発は大谷の(エンゼルス)の同僚で左腕サンドバル。大谷は「しっかり自分のスイングができれば問題なく打てる。自分のタイミングで打席に入って、自分の間合いでしっかり振るのが大事」と対戦を心待ちにしていた。この日は、キャッチボールや外野フェンスへのボールの壁当てなど投手の調整を行い、準決勝へと備えた。



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