WBC準決勝のメキシコ戦を翌日に控えた19日、日本代表の大谷翔平は米フロリダ州マイアミの試合会場で練習し、真剣な目つきでキャッチボールなど投手の調整に専念した。決勝に勝ち進んだ場合に、中継ぎ登板の可能性がある。
当初は準々決勝のイタリア戦が今大会最後の登板とされていたが「最後の最後。あとは自分の体と相談しながら(決めたい)」と覚悟を示す。17日に米国入りし、まだ体に重たさを感じるそうで「厳しい日程の中で、やれることをしっかりやりたい」と口元を引き締めた。
指名打者で出場する見込みのメキシコ戦は、エンゼルスでチームメートのサンドバルが相手の先発だ。
サンドバルの情報は仲間たちにも少しずつ伝えた。普段のキャッチボール相手であり、球筋は熟知している。決勝進出を懸けた一戦へ「計算通りにいけば、間違いなく勝てる試合だと思う」と自信をみなぎらせた。(共同)