北本市長選、一転選挙戦に 諏訪市議が出馬表明 埼玉

統一地方選後半戦(4月16日告示、23日投開票)で行われる埼玉県北本市長選で、市議の諏訪善一良氏(73)が20日、出馬を表明した。これまでのところ、出馬の意向を示しているのは現職の三宮幸雄氏(72)のみで無投票になる公算が大きいとみられていたが、一転して選挙戦に突入する見通しになった。

諏訪氏は、県議1期を務めた後、市議に転身し現在通算4期目。市長選に意欲を見せていた市議らが出馬を取りやめたことに加え、前市長の現王園孝昭氏に出馬を打診され、立候補を決意したという。

諏訪氏はこの日の記者会見で、新ゴミ処理場建設にかかる費用などの詳細を市民に明示するほか、都市計画道路など生活道路の整備を行い、「市民生活を優先し、未来の土台を作るべきだ」と訴えた。

現職の三宮氏は昨年12月の市議会で出馬を表明。市内にある縄文時代の集落跡「デーノタメ遺跡」を国指定遺跡とするため、都市計画道路の迂回(うかい)などによる土地区画整理事業と文化の共存を訴えている。

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