藤井六冠、全8冠制覇へ「今は静岡あたり」 名古屋発東京着に例える質問に 主な一問一答

将棋の第48期棋王戦第4局を制し、最年少で6冠を達成した藤井聡太新棋王。花束を手に笑顔が見えた=19日午後、栃木県日光市(飯田英男撮影)
将棋の第48期棋王戦第4局を制し、最年少で6冠を達成した藤井聡太新棋王。花束を手に笑顔が見えた=19日午後、栃木県日光市(飯田英男撮影)

史上最年少で6冠を達成した藤井聡太六冠(20)=棋聖・竜王・王位・叡王・棋王・王将=は19日夜、記者会見に臨み、「結果を残すことができ、非常にうれしい」と、改めて喜びを口にした。

記者会見での主な一問一答は次の通り。

--初の棋王を獲得した

「棋王に挑戦できただけでうれしい結果だった。五番勝負でも良い結果につなげられてうれしい」

--全8冠制覇に前進した。8冠への思いは

「実力的にはまだまだ。引き続き実力を高めていけるよう頑張っていきたい」

--第3局の敗戦は第4局に向けて糧となったか

「第3局は自玉が不安定になってしまった。本局は玉の安全、バランスが取れればと思って指していた」

--早指し棋戦のNHK杯でも優勝した。実力的に何が足りないのか

「早指し棋戦は結果が出せていなかった。中盤以降、難解な局面を迎えることが多く、的確な判断ができることが必要だと思う」

-タイトル初挑戦を地元の名古屋駅として終点の東京駅に向かっているとしたら、今はどの付近を走っているか

「タイトルは増やしているが、(東京駅に)近づいているという感覚はない。静岡ぐらいということでお願いします」

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