東急、相鉄が直通運転 新横浜線開業、出発式

「新横浜線」が開業し式典でテープカットする東急の福田誠一社長(右)と相鉄の千原広司社長(左)=18日午前、新横浜駅
「新横浜線」が開業し式典でテープカットする東急の福田誠一社長(右)と相鉄の千原広司社長(左)=18日午前、新横浜駅

東急電鉄と相模鉄道が直通する新線「新横浜線」が18日、開業した。新設された新横浜駅(横浜市港北区)で早朝、始発列車に合わせて式典が行われ、出席した両社社長らがテープカット。駆け付けた鉄道ファンとともに駅のホームで出発した初列車を見送った。

東急によると、開業したのは、いずれも横浜市の日吉駅(港北区)と相鉄の羽沢横浜国大駅(神奈川区)を結ぶ約10キロの区間。相互乗り入れし、東海道新幹線の利用客も含め、東京都心の渋谷方面にアクセスしやすくなるメリットがある。

東急の福田誠一社長は取材に「構想から長い月日がたったが、ようやくここに来た。感無量」と話した。相鉄の千原広司社長は「相鉄はJRに続いての直通。念願だったのでうれしい」と語った。

新線開業に合わせ、JR東海は18日、新横浜駅を始発とする東海道新幹線「のぞみ」の下り臨時列車の運行を土曜日と月曜日を中心に始めた。

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