阪急そっくりユニホーム 北陸「強さに近づきたい」

【高知-北陸】一回、無得点に抑えてベンチに戻る北陸の友広(左)。ユニホームは往年の阪急ブレーブスにそっくりだ=3月18日、甲子園球場(渡辺大樹撮影)
【高知-北陸】一回、無得点に抑えてベンチに戻る北陸の友広(左)。ユニホームは往年の阪急ブレーブスにそっくりだ=3月18日、甲子園球場(渡辺大樹撮影)

18日に開幕した第95回選抜高校野球大会で、34年ぶり出場の北陸は一回に先制したが、その後は高知投手陣から得点を奪えず、悔しい逆転負け。林監督は「苦しい展開だった」と苦い表情で振り返った。

林監督の発案で2020年春から着用する赤いユニホームは、かつて甲子園のある兵庫県西宮市を本拠地としていた阪急ブレーブス(現オリックスバファローズ)の昭和50年代ごろのデザインにそっくり。林監督が敦賀気比(福井)コーチ時代に指導したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の吉田正尚(レッドソックス)らを輩出したオリックスが阪急の復刻ユニホームを着ているのを見て「福井には赤を基調にしたユニホームがないし、おもしろい」と採用を決めたという。

【高知-北陸】力投する北陸の先発、友広=3月18日、甲子園(渡辺大樹撮影)
【高知-北陸】力投する北陸の先発、友広=3月18日、甲子園(渡辺大樹撮影)

エース山田久志、剛速球右腕の山口高志、「世界の盗塁王」福本豊らを擁した昭和50年代の阪急は、3年連続日本一、5度のリーグ制覇を成し遂げるなど黄金時代を築いた。林監督は「注目してもらえるのはありがたい。強い阪急に寄せていけるよう、夏に向けて頑張りたい」と出直しを誓っていた。

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