競泳の北島さん、７年ぶり大会出場　３月末閉館の辰巳で

競泳男子平泳ぎで五輪２大会連続２冠の北島康介さん（４０）が１８日、東京都マスターズで、２０１６年に現役を退いてから初めて、７年ぶりに大会に出場した。３月末で会場の東京辰巳国際水泳場が閉館になることが理由で「緊張感や不安が強かったが、元気に泳いでいる北島康介をもう一度見せられて良かった」と笑みを浮かべた。

金藤理絵さんら五輪メダリストとともに出場。多くの参加者らが見つめる中、０８年に２００メートル平泳ぎの世界記録（当時）を樹立するなど思い入れがあるプールで５０メートル平泳ぎに臨み「辰巳を愛してくれた人たちが、たくさんいてくれたんだなという気持ちになった」と感慨深げだった。

１４日には国際水泳殿堂入りが発表され「（殿堂入りしているのは）素晴らしい選手ばかり。その中に名を刻めるのは光栄」と話した。