宮崎の信金で4千万円着服 不正融資繰り返す、刑事告訴へ

宮崎第一信用金庫(宮崎市)は17日、同市の清武支店に勤務していた融資担当の男性係長(34)が不正融資を繰り返し、計4345万円を着服したと発表した。係長を懲戒解雇し、業務上横領で刑事告訴する方針。遊興費や借金の返済に充てていたという。

信金によると、係長は平成24年から今年2月まで、親族や知人に借り入れを依頼するなどして計32回にわたって不正な融資を行い、着服していた。本店融資部が係長に関係する書類の提出を促したところ、一時連絡が取れなくなったため、特別監査を実施した。

落合真一理事長は記者会見で「ご迷惑をおかけしたことをおわびする」と謝罪し、再発防止を徹底すると説明した。

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