2011年と13年に結ばれた一連の合意により、ウクライナと中国には戦略的パートナーシップの関係がある。通商関係は急速に伸び、19年には中国が最大の貿易相手国となった。21年には中国がウクライナの輸出入の15%を占めていた。
軍事面でも、中国はミサイル製造や海空軍戦力の分野で重要な技術をウクライナから得た。中国初の空母(「遼寧」の艦体)はかつてウクライナが売却したものだし、航空エンジンもウクライナは売っていた。
ウクライナは原料輸出型の経済であるため、中国が投資元となることを期待していた。ただ、そうはならず、全投資に占める中国の比率は1%以下だった。