政治家女子48党のガーシー氏の参院議員除名に反対する党幹部や支持者ら約50人が15日、国会前に集まり「除名反対」「少数意見をつぶすな」とシュプレヒコールを上げた。
抗議は本会議開会前の午前9時半ごろから開始。「ガーシーは立派な国会議員です!」「政治のほうこそ懲罰を受けろ!」と書かれたパネルなどを掲げる支持者も見られた。
黒川敦彦党幹事長は「国会議員を選ぶ権利は国民にある。30万人近い投票を受けた人を辞めさせるのは違う」と強調した。大津綾香党首は「国会に来ていない議員は他にもいると聞いた。なぜガーシーだけが責められるのか。これはいじめ。目立つ人間はいつもたたかれるのが悔しい」と訴えた。
東京都杉並区の無職男性(57)は「投票した有権者の思いを無駄にしている。国会はもっと国民の声を考慮すべきだ。ガーシー氏は不当逮捕の恐れがあるから帰国できないだけで、本意ではないはず。リモート出席ができるように法改正をしないと、今後も同じようなケースが出てくる」と国会の対応を非難した。