米国防総省は13日、2024会計年度(23年10月~24年9月)の予算編成方針を示す予算教書の国防費関連の詳細を公表した。中国について「対応が必要な挑戦相手」だと強調し、中国が人民解放軍の主導で開発を進める宇宙分野に過去最大の333億ドル(約4兆4350億円)を求めた。宇宙分野で激化する競争に打ち勝つために備える。
国防総省は中国やロシアを念頭に「米国の宇宙システムに対する脅威が増している」と指摘。「宇宙を安全に利用できる能力を手に入れる」と表明した。ミサイルの追跡技術などを開発するために50億ドル、衛星利用測位システム(GPS)の運用に13億ドルが必要だとした。
インド太平洋地域での米軍の抑止力強化に向けた基金「太平洋抑止構想(PDI)」に91億ドルを計上。米軍基地があるグアムやハワイを防衛する資金や、多国間の情報共有、訓練に充てる。(共同)