防衛省は14日、浜田靖一防衛相と英国のウォレス国防相、イタリアのクロセット国防相が16日に会談すると発表した。3カ国による次期戦闘機の共同開発や、インド太平洋地域での安全保障協力に関して協議する見通しだ。会談は防衛省で行われ、浜田氏は両国防相との個別会談にも臨む。
3カ国首脳は昨年12月、2035年までに次期戦闘機を共同開発するとの声明を発表した。日本は航空自衛隊F2戦闘機(約90機)の後継として同年ごろの配備を目指し、英伊両国はユーロファイター(計約240機)の後継とする。日本が米国以外と防衛装備品を共同開発するのは初めて。
浜田氏は14日の記者会見で「初めて3カ国の防衛相が対面する貴重な重要な機会だ。次期戦闘機の開発完了を目指すため議論を行い、3カ国の結束と強い意思を確認する」と述べた。