松野博一官房長官は13日午前の記者会見で、北朝鮮メディアが12日未明に同国が潜水艦から2発の戦略巡航ミサイルを発射したと伝えたことについて「現時点で、わが国の排他的経済水域(EEZ)や領域への飛来は確認されておらず、被害報告などの情報は確認されていない」と明らかにした。
北朝鮮メディアは、ミサイルはいずれも約1500キロ飛行して目標に命中したとしており、松野氏は「事実であれば、地域の平和と安全を脅かすものであり、懸念を有している」と述べた。
一方、13日朝から始まった米韓大規模合同演習に関しては「米韓の連携向上は地域の平和と安定を確保する上で重要だ」と強調した。同時に北朝鮮が核実験を含む挑発行動に出る可能性があると指摘し「米韓と緊密に連携して警戒監視に全力を挙げていく」と述べた。