音声で聴く東日本大震災(4)看護師の夢、母に残した合格証書 「娘が生きた証し」2023/3/11 10:00中村 昌史無料プラン記事産経Podcastオピニオン社会地震・災害地方北海道・東北宮城東日本大震災みんなの反応娘の遺影と看護師試験の合格証書を持つ母=平成23年4月、宮城県東松島市の仙石病院 娘は確かな〝足跡〟を遺(のこ)していた。宮城県東松島市野蒜(のびる)で激しい津波に遭い、亡くなった22歳の女性が2月の看護師国家試験に合格していたことが分かり、51歳の母に合格証書が手渡された。「私と同じ道に立ってくれた」。市内の病院で看護部長を務める母は、成長した娘が同じ看護師として、今でも自分のすぐそばにいてくれていると信じている。(平成23年4月20日付産経新聞)◇あの国難から12年。震災直後の被災地を伝えた産経新聞の記事を音声でお届けします。肩書などは取材当時のものです。 反応