ナイフ示し新幹線止める 容疑で男逮捕 埼玉

埼玉県警察本部=さいたま市浦和区(内田優作撮影)
埼玉県警察本部=さいたま市浦和区(内田優作撮影)

埼玉県警は11日、東京発盛岡行きの東北新幹線列車内で、走行中に刃渡り約5センチの十徳ナイフを周囲の乗客に示して運行を止めさせたとして、威力業務妨害の疑いで、栃木県大田原市滝岡の自称農業、平山直充容疑者(70)を現行犯逮捕した。けが人はいなかった。

逮捕容疑は11日午前10時40分ごろ、東北新幹線に乗車中、ナイフを周囲の乗客に示したことで、列車の運行を約5分間止めさせ、業務を妨害したとしている。

埼玉県警大宮署によると、同45分ごろ、同じ車両にいた乗客が緊急停止ボタンを押し、新幹線は安全確保のため、上野―大宮間で停車した。その後、大宮駅まで移動。ホームで待っていた警察官が平山容疑者を現行犯逮捕した。大宮署が詳しい状況を調べている。

JR東日本によると、停車したのはやまびこ161号。24分遅れ、約500人に影響した。他の新幹線に影響はなかった。

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