タス通信は10日、黒海を通じたウクライナ産穀物の輸出を可能にしている同国とロシア、国連、トルコの4者合意延長に関する国連とロシア側の協議が13日にスイスのジュネーブで開かれると報じた。国連欧州本部の報道官が確認した。
合意は今月18日に期限切れとなる。ウクライナのゼレンスキー大統領は8日に首都キーウ(キエフ)でグテレス国連事務総長と会談。両者は合意延長が必要との認識で一致していた。
一方、ロシアのラブロフ外相は9日、穀物合意が一部しか履行されていないと不満を表明。延長に応じない可能性を改めて示唆した。
ウクライナ政府高官は合意の延長だけでなく、有効期間を現在の120日ではなく1年とするよう求める考えを示している。(共同)