5月の端午の節句を前に、東京都台東区の人形メーカー「久月」が9日、令和5年の活躍が期待される人物をモデルにした五月人形「今年の期待大将」を公開した。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝祈願を兼ね、米大リーグの大谷翔平選手(エンゼルス)ら侍ジャパンの5人が選ばれた。
他は、日系選手で初めて代表入りしたラーズ・ヌートバー選手(カージナルス)やダルビッシュ有投手(パドレス)の大リーグ勢に加え、日本球界から村上宗隆選手(ヤクルト)と佐々木朗希投手(ロッテ)。久月は「史上最強の侍たちによる日本の活躍を期待した」としている。
人形はきらびやかなよろいに身を包み、ポジションに合わせてバットやグラブを手にしている。投打二刀流の大谷選手は、腰に2振りの太刀を下げている。久月の横山久俊社長は「その人らしい笑顔を意識した。WBCでの活躍が、世の中を明るくしてくれることを願っている」と話した。