「見誤ればババつかむ」　三浦容疑者が明かしていた事業リスク

自身が関係する会社の資金計４億２千万円を横領したとして７日、東京地検特捜部に、業務上横領の疑いで逮捕されたコンサルティング会社「トライベイキャピタル」（東京都千代田区）代表の三浦清志容疑者（４３）＝東京都港区＝。国際政治学者、三浦瑠麗（るり）氏の夫で、再生可能エネルギー事業などを手がけていた三浦容疑者は、かねてから知名度を背景に精力的に事業を展開していた。

「成功すればお金になるが、プロジェクトが失敗すればそれまでの投資も全部無駄になる。見誤れば『ババ』をつかまされる人がいる」

三浦容疑者は東京大学を卒業後、外務省と外資系コンサルティング会社を経て、トライベイ社で多くの太陽光事業を手がけていた。東京地検特捜部に逮捕される以前、産経新聞の取材に対し、太陽光事業に潜む〝リスク〟について、こう説明していた。