ウクライナ軍は2日、ロシア軍の猛攻を受けるウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトで、ロシア側の弾薬庫を破壊したと発表した。一方、部隊を投入するロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は2日、破壊された建物の上で男らが旗を振り、楽器を演奏する映像を通信アプリに投稿。バフムト中心部で撮影したと主張した。
バフムトでは激しい攻防が続いているが、ウクライナ軍の戦略的撤退の可能性も指摘されている。
米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は2日、ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島で今週、住民が複数の爆発音を聞いたと伝えた。ロシア国防省は1日、クリミアに飛来した無人機(ドローン)を撃墜したと発表していた。クリミアにはこれまでウクライナの関与が疑われる攻撃が起きている。(共同)