元力士、相撲協会を提訴 コロナ休場認められず引退

記者会見する柳原大将さん=2日午後、千葉県松戸市
記者会見する柳原大将さん=2日午後、千葉県松戸市

令和3年1月の大相撲初場所前に、新型コロナウイルス感染への恐怖から休場を申し出たが認められず、引退に追い込まれたとして、序二段力士の琴貫鉄だった柳原大将さん(25)が2日、日本相撲協会と当時の師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)に計約415万円の損害賠償を求め、千葉地裁松戸支部に提訴した。

琴貫鉄は3年1月、新型コロナ感染を懸念して現役引退したと自身のツイッターで表明。佐渡ケ嶽親方を通じて日本相撲協会に初場所の休場を申し出たが、無理だと伝えられたと主張し「自分の体が大事」と引退を選んだとつづっていた。

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