ランボルギーニ初となるオフロード対応のスーパースポーツカー「ウラカン・ステラ―ト」が鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で、初公開された。
ランボルギーニ誕生60周年を記念して23日に行われた「60周年 ランボルギーニアニバーサリーデイ」で日本デビューを飾った。
ウラカン・ステラートは「アスファルトを離れて非舗装・ダートの路面でも最高の走りを楽しめる」というコンセプトから生み出された。
車名のステラートはイタリア語で、ダートやオフロードを意味し、ウラカンEVOのクロスオーバーモデルと位置づけられている。
ボディーサイズは全長4525ミリ、全幅1956ミリで全高は1248ミリ。ウラカンEVOより長さは5ミリ幅は23ミリ広くなった。83ミリの高さアップ分のうち44ミリは最低地上高のために使われ、悪路への対応能力が増している。
タイヤはブリヂストンと共同開発した「デュエラー・オールテレイン AT002」で、サイズはフロントが235/40R19、リアが285/40R19。世界初のスーパースポーツ用のランフラットタイヤで、スタッドレスタイヤと同じようなトレッドパターンが特徴だ。
フロントバンパーの上に取り付けられた小型LEDライトや、カーボンをベースにしたオーバーフェンダー、ルーフレールなどオフロードに対応した装備が目を引く。
最高出力610馬力の5・2リッターV10エンジンと7段DCT、電子制御式四輪駆動システムはウラカンEVOと同じだが、ドライブモードにオフロード走行用の「ラリー」が設定され、オフロード走行対応をアピールする。
最高速度は時速260キロ、スタートから時速100キロへの到達時間は3・4秒という。
鈴鹿サーキットで初公開されたのはホワイトのボディーに、赤と黒のアクセントや、つや消しブラックのオーバーフェンダーが目を引く。
1499台の限定生産モデルで、今夏をめどに納車を開始するという。