トルコ中央銀行は23日の金融政策決定会合で、主要政策金利を0・5%引き下げ、8・5%とすることを決めた。6日にトルコ南部を震源に起きた大地震が「短期的に経済活動に影響を与える」とし、利下げで経済を下支えする考えを示した。
利下げ決定は昨年11月以来。地震の経済への影響については中期的には長く続かないと見込まれるとした。
トルコはインフレが深刻だが、景気浮揚を優先するエルドアン大統領が金利引き下げを求め、中銀は昨年11月に4会合連続となる利下げで10・5%から9%に引き下げた。昨年12月、今年1月の会合では据え置いた。(共同)