米、台湾に訓練部隊派遣へ 米紙報道 断交後最大規模

台湾総統府であいさつを交わす蔡英文総統(右端)と超党派の米議員団=2022年8月、台北(総統府提供・共同)
台湾総統府であいさつを交わす蔡英文総統(右端)と超党派の米議員団=2022年8月、台北(総統府提供・共同)

【ワシントン=大内清】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は23日、バイデン政権が台湾に訓練要員として米軍部隊100~200人を今後数カ月以内に派遣する計画だと伝えた。中国による台湾への軍事圧力が増す中、台湾の防衛力強化を加速させる。

同紙によると、派遣部隊には特殊作戦部隊や海兵隊が含まれ、米国が売却した兵器の使用法だけでなく、部隊の運用上の訓練を行う。台湾にはすでに米兵約30人が駐留しているが、実現すれば、1979年の米台断交とそれに伴う米華相互防衛条約の終了以降、最大規模の部隊派遣となる。

台湾、軍大隊を米国派遣今年下半期と地元紙

会員限定記事会員サービス詳細