「音声で聴く 神田蘭の5分で恋する日本史列伝」で取り上げた人物の生き方を通して今の世相を斬る「神田蘭の言いたい放題」。今回は、先日公開した榎本武揚の巻(←こちらから)の第4話を基に語ります。
榎本がロシアと樺太千島交換条約を結んだ際、英国は日本に、面積の広い樺太ではなく千島列島を獲得するようアドバイスしたとされます。千島を日本が領有することで、ロシアの海洋進出を阻止する意味がありました。
日本と英国の間には明治から大正にかけて日英同盟が存在しました。両国は1月、自衛隊と英軍が共同訓練などで相互訪問する際の手続きを簡素化する「円滑化協定」に署名。蘭さんは、中国の海洋進出を阻止するために「同盟的なものを強化するのがいい」と述べ、日英同盟〝復活〟を提案しました。