関東甲信、平地で積雪恐れ 都心も、交通障害に注意

低気圧の影響で関東甲信では10日朝から広い範囲で雪が降り、東京23区を含む平地でも積もる恐れがあるとして、気象庁は9日、路面凍結による交通障害などに警戒を求めた。午後には沿岸部から次第に雨に変わるとみられるが、国土交通省は気象庁と緊急発表を行い「大雪の場合はテレワークも活用し、不要不急の外出を控えてほしい」と呼びかけた。

JR東日本によると、首都圏の路線などで10日に大幅な遅れや運休が発生する恐れがある。首都高速道路会社は冬用タイヤの装着を求め、一部区間で予防的な通行止めに踏み切る可能性があるとした。空の便も一部欠航が決まっている。

気象庁によると、前線を伴った低気圧が発達しながら本州の南岸を東北東に進み、山地や山沿いを中心に大雪となるとみられる。東京23区は10日昼前に降り始める見通し。平地を含め、雨に変わる時間が遅くなれば警報級の大雪になる恐れもある。

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