民家冷凍庫内の遺体は39歳男性 全身に数十カ所の傷 逮捕の女の交際相手

業務用冷凍庫に入った男性の遺体が見つかった住宅=8日午前、大阪府和泉市(中井芳野撮影)
業務用冷凍庫に入った男性の遺体が見つかった住宅=8日午前、大阪府和泉市(中井芳野撮影)

自宅に置いた業務用冷凍庫内に男性の遺体を放置したとして、死体遺棄容疑で無職の富田あや容疑者(40)=大阪府和泉市池上町=が逮捕された事件で、大阪府警捜査1課は8日、遺体の身元は、富田容疑者と同居していた職業不詳の岩出剛史さん(39)だと発表した。富田容疑者は「1月初旬に寝ていた交際相手を刺した」と供述しており、府警は殺人容疑を視野に調べる。

府警によると、岩出さんの全身には刺し傷など数十カ所の傷があった。司法解剖の結果、背中から肺に達する刺し傷で、血液が肺にたまったことによる窒息死だった。1月上旬に死亡したと推定される。

岩出さんの遺体は毛布で覆われており、体育座りのような姿勢で冷凍庫内に入れられていた。冷凍庫は自宅1階の洋室に置かれ、施錠されていたという。

富田容疑者は7日午後1時ごろ、両親とともに府警和泉署を訪れて自首。事情を聴いた捜査員が自宅を訪ね、遺体を見つけた。富田容疑者は岩出さんと10代から交際し、10年ほど前から一緒に暮らしていたと説明しているという。

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