骨片発見、不明女性と判明 熱海土石流、死者28人に

熱海で発生した土石流の現場=2021年7月、静岡県熱海市
熱海で発生した土石流の現場=2021年7月、静岡県熱海市

静岡県警は9日、同県熱海市の熱海港で1月に骨片が見つかり、DNA型鑑定の結果、令和3年7月の大規模土石流で行方不明になった太田和子さんのものと判明したと明らかにした。災害関連死を含め、計28人の死亡が確認されたことになる。

県警によると、骨片は1月18日、熱海港に運び込まれた土砂から発見された。前腕部で、左腕とみられるという。

大規模土石流は3年7月3日に発生。太田さんだけ安否が分からず、県警などが捜索を続けていた。太田さんは被災当時80歳だった。

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