神戸の宝飾店強盗、指名手配の３２歳男逮捕　「やってない」容疑否認

神戸市兵庫区の宝飾店で７日夕、店員がハンマーで顔を殴られ、ネックレスなどの貴金属を奪われた事件があり、兵庫県警は９日、強盗殺人未遂と建造物侵入の疑いで兵庫県加古川市の無職、吉岡隼人容疑者（３２）を逮捕した。県警によると、「私はやっていません」と容疑を否認しているという。

県警が両容疑で逮捕状を取り、指名手配して行方を捜していたところ、９日午前に神戸市中央区のコインパーキングに止めた車内で、吉岡容疑者が１人でいるのを発見した。県警は今後、詳しい動機や事件の経緯などを調べる。

県警によると、事件は７日午後５時３５分ごろに発生。男が宝飾店に押し入り、男性店員（５０）の顔付近を複数回ハンマーで殴り、ネックレスなどを奪って逃走した。

県警の捜査で、男が現場付近でタクシーに乗車し、ＪＲ兵庫駅近くで下車したことが確認された。県警は男を吉岡容疑者と断定し、顔写真を公開するなどしていた。