政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は9日、東京都内で産経新聞の単独インタビューに応じ、「そろそろ社会経済活動を再開していく時期に来ている」と語った。詳報は次の通り。
――政府は新型コロナの感染症法上の位置づけについて、5月8日に現在の2類相当から季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げることを決めた
「日本は人口当たりの死者数が欧米やアジア諸国と比べても比較的少ない。基本的な感染対策を継続してきた結果だが、一方で経済や社会、教育に悪影響が出たのも事実だ。最適なタイミングを見極めるのは難しいが、もうそろそろ社会経済活動を再開していく時期に来ているのではないか」