共産党の志位和夫委員長は9日の記者会見で、ジャーナリストの松竹伸幸氏を除名処分とした対応は妥当だったと主張した。「党首公選制(導入)という規約と相いれない主張を公然と行うとともに、異論を許さない政党だとみなされると攻撃した。これは事実と違う」と強調。「日米安全保障条約堅持、自衛隊合憲という綱領に反する主張を公然と行うとともに、党の政策的な立場に対して野党共闘の障害になっていると攻撃した」とも述べた。
1月に女子トイレでの盗撮などの疑いで逮捕された千葉県委員会書記長と同じ、処分で最も重い除名とした妥当性にも焦点が当たった。
「話し合いで妥協点を探れなかったのか。除名は重すぎないか」と問われた志位氏は「妥当な対応だ。話し合いと言うが、松竹氏は一度も正規の党のルールに基づいて異論を上げてきたことがない」と語った。