資源開発大手INPEX(インペックス)が9日発表した令和4年12月期連結決算は、売上高が前期比86・8%増の2兆3246億円、最終利益が96・5%増の4382億円だった。いずれも過去最高を更新した。資源価格高騰や円安が業績を押し上げた。
インペックスはオーストラリアやインドネシア、ノルウェー、アラブ首長国連邦(UAE)などでガス田や油田を保有している。資源高を背景とした液化天然ガス(LNG)や原油の販売価格上昇が追い風になった。
5年12月期は、売上高が前期比18・9%減の1兆8850億円、最終利益は38・4%減の2700億円を見込む。資源価格下落や脱炭素に向けた費用を織り込んだ。