クレーン操作ミスが原因か 大阪・岸和田の7人死傷事故

大阪府岸和田市の工場へ現場検証に向かう大阪府警の捜査員ら=8日午前
大阪府岸和田市の工場へ現場検証に向かう大阪府警の捜査員ら=8日午前

大阪府岸和田市の金属加工会社の工場で重さ約2トンの金属製の板13枚が倒れて作業員7人が死傷した事故で、大阪府警は9日、現場検証の結果、操作ミスによってクレーンの一部と接触した板が、相次いで倒れた可能性があると明らかにした。府警は業務上過失致死傷容疑で経緯を詳しく調べている。

府警によると、当時はクレーンを天井付近からつり下げ、板に別の部品を接着する作業が行われていた。クレーンの一部は、一列に並べられた13枚の板の中央部分に接触し、板が2方向に分かれてドミノ倒しになったとみられる。

この事故では板の下敷きとなった三重県名張市の男性(58)が死亡し、30代と40代の2人が意識不明の重体となった。

クレーン作業中に金属板倒れたか、大阪の7人死傷事故

会員限定記事会員サービス詳細