大阪府岸和田市の金属加工会社の工場で重さ約2トンの金属製の板13枚が倒れて作業員7人が死傷した事故で、大阪府警は9日、現場検証の結果、操作ミスによってクレーンの一部と接触した板が、相次いで倒れた可能性があると明らかにした。府警は業務上過失致死傷容疑で経緯を詳しく調べている。
府警によると、当時はクレーンを天井付近からつり下げ、板に別の部品を接着する作業が行われていた。クレーンの一部は、一列に並べられた13枚の板の中央部分に接触し、板が2方向に分かれてドミノ倒しになったとみられる。
この事故では板の下敷きとなった三重県名張市の男性(58)が死亡し、30代と40代の2人が意識不明の重体となった。