パリ市長の反対受け、IOCは「ロ選手団で参加予定なし」

スイスのローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部(ロイター)
スイスのローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部(ロイター)

国際オリンピック委員会(IOC)は8日、パリのイダルゴ市長がウクライナ侵攻が続く限り、地元開催の来年のパリ五輪でロシア選手団が参加することに反対の意向を示したことを受け「ロシアとベラルーシの選手団としての参加や彼らの国旗を使わせる予定はない」と現在の制裁に基づく声明を出した。昨年のテニスの全仏オープンなどのように個人資格で「中立」の立場となる選手の参加が「考えられる唯一の選択肢」と改めて強調した。

一方、イダルゴ市長は過去の五輪のような中立でのロシア選手出場にも反対の姿勢を示している。

パリ五輪・パラリンピック組織委員会のエスタンゲ会長は8日、取材に応じ「IOCや国際競技連盟が参加資格があるかどうかを決める。それを尊重したい」と従来の考えを改めて語った。(共同)

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