スバル生産計画9万台減産 4年度、部品調達難で

スバルのロゴ(佐藤徳昭撮影)
スバルのロゴ(佐藤徳昭撮影)

SUBARU(スバル)は8日、令和4年度の世界生産計画を88万台に引き下げると発表した。3年度の実績(72万7千台)を上回るものの、従来計画の97万台に比べ9万台の減産となる。半導体不足に起因した部品の調達難のためで、影響は5年度の初頭まで続くと見込んでいる。

水間克之取締役専務執行役員は電話記者会見で「(減産は)特殊要因が重なったためで5、6月ごろには回復する見通しだ」と説明した。国内生産への影響は限定的という。

同日発表した4年4~12月期連結決算は、最終利益が1544億円と前年同期の約2・5倍に上った。主力の米国市場での販売が堅調に推移し、円安の効果もあり利益が膨らんだ。売上高は39・9%増の2兆8079億円。

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