検索「Bing」とウェブブラウザーに会話機能 米マイクロソフト、AI活用

マイクロソフトの看板=18日、米ワシントン州(ロイター=共同)
マイクロソフトの看板=18日、米ワシントン州(ロイター=共同)

米マイクロソフト(MS)は7日、検索エンジン「Bing(ビング)」とウェブブラウザーに、人工知能(AI)を活用した会話型の自動応答機能を追加して改良したと発表した。米新興企業、オープンAIの技術を活用しており、一部のパソコン利用者向けにこの日から公開。数週間以内に数百万人に広げ、モバイル版も導入する予定だ。

会話型のAIサービスは米グーグルなども発表し、開発競争が激化している。改良後のビングは、質問に対して自然な文章で回答できるようになった。旅行の計画立案やメールの文面作成、文章の要約なども可能だ。通常の検索の精度も高めた。

会話のスムーズさが話題となっているオープンAIの自動応答ソフト「チャットGPT」より高度なAIを使用し、検索に適した仕様にした。MSは既に投資先となっているオープンAIに対し、さらに数十億ドル(数千億~1兆円超)を投資することを1月に発表していた。(共同)

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