阪神の新外国人選手、ノイジーとミエセスが7日、沖縄・宜野座キャンプで初の実戦形式となるシート打撃で2者連続本塁打を放ち、場内のファンをどよめかせた。
いずれもサウスポーの桐敷から、ノイジーは146キロ直球を左中間席へ、続くミエセスは148キロ直球を弾丸ライナーで左翼ポール際へ放り込んだ。
ノイジーは「しっかりと打つことができた」と納得の表情。フリー打撃では広角に打ち分けながら、1球ずつ丁寧なスイングを心がけているのが印象的だ。一方のミエセスは「結果が出てよかったが、満足はしていない」とさらなるレベルアップを誓った。
もっとも、オーソドックスなフォームの桐敷と対戦させたのには意図がある。岡田監督は「いきなりサイド(スロー)の投手を当てて、選手をつぶしたらあかんやろ」と説明。コーチ陣には「桐敷に(評価は)関係ないと言っておけ」と左腕へのフォローを指示した。ノイジーとミエセスについては「打たんよりは打つ方がええに決まっとる」としながらも「まだ2月やで。評価する時期じゃない」とそっけなかった。
新外国人選手の力量はいかほどか。指揮官は結果にとらわれず慎重に見定めているようだ。(嶋田知加子)